日ASEAN農業シンポジウム

令和5年11月21日
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11月21日、強靭で持続可能な農業と食料システム推進のためのイノベーション・シンポジウムがASEAN事務局・農林水産省の共催で、ERIAの支援の下、ジャカルタのASEAN事務局で開催され、シンASEAN事務次長(経済共同体担当)、小川良介農林水産審議官及び渡辺哲也ERIA事務総長とともにASEAN日本政府代表部から紀谷大使が出席し、挨拶を行いました。
 
本シンポジウムは日本ASEAN友好協力50周年を記念して開催され、ASEAN各国及び東ティモールの農林水産省関係者、民間企業及び大学研究者等約130人が参加しました。
 
シンASEAN事務次長(経済共同体担当)から、開会セッションにおいて、ASEANにおける持続可能な農業のためのASEAN地域ガイドラインの実施、カーボン・ニュートラリティ、有害農薬の使用低減等を実施することなどが紹介されました。
続いて、小川良介農林水産審議官から、10月の日ASEAN農林大臣会合で採択された「日ASEANみどり協力プラン」を踏まえ、イノベーションを通じてASEAN地域の強靭で持続可能な農業と食料システムの構築に貢献していくと表明しました。
 
ASEAN諸国を代表して、ASEAN議長国であるチャンドラ・インドネシア農業省国際協力局長から、本年9月にASEAN首脳会合で採択された「食料安全保障及び影響の強化に関するASEAN首脳宣言文」について紹介されました。
農林水産省から山口博之輸出・国際局付(兼内閣審議官)をはじめ、日ASEANみどり協力プランに掲載されたプロジェクト実施機関等からそれぞれの活動が紹介されました。
 
さらに、日本とASEAN双方の企業による農業・食料分野におけるイノベーションの取組、JICAによるASEAN-JICA フードバリューチェーン開発プロジェクトの開始予定が紹介されました。
 
本シンポジウムを通じて、ASEAN諸国が進める食料安全保障をめぐる取組を、日本とASEAN諸国の官民で力を合わせて推進されることが期待されます。
 
なお、本シンポジウムの昼食に合わせて、ASEAN日本政府代表部の主催により、第5回和食レクチャー・デモンストレーション・イベントを開催しました(開催概要はこちら)。
 
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