インフラ写真展「Bright Future Achieved by Quality Infrastructure in ASEAN -Connecting ASEAN-」及び開会記念講演会の開催

令和元年10月25日
 10月18日、ASEAN事務局にて、「Bright Future Achieved by Quality Infrastructure in ASEAN -Connecting ASEAN-」と題する、日本がこれまで携わってきたASEANのインフラに関する写真展の開会記念講演会を開催しました(共催:ERIA、ASEAN基金)。写真展は、同事務局新ビルディングの入口において、11月1日まで開催しています。
 
 講演会では、千葉大使、リム・ジョクホイASEAN事務総長、ASEANの対日調整国であるベトナムのトラン・ドゥック・ビン常駐代表(大使)による冒頭挨拶の後、広田幸紀埼玉大学教授及びウィリアム・サバンダルMRTジャカルタ社社長が基調講演を行いました。
 
 講演の中で,広田教授は、豊富なデータに基づき、ASEANにおけるインフラ開発への日本の貢献、インフラ開発の経済発展への貢献及び日本のアプローチ、アジア地域のインフラ需要、今後の日ASEANインフラ協力等について説明しました。
 
 ウィリアム社長は、日本とインドネシアのパートナーシップにより建設されたMRTジャカルタの建設工事及び運営において、日本企業から技術的側面だけではなく作業環境整備を含めた倫理面での支援も受けたと述べるとともに、MRTジャカルタが与えた人々の生活習慣への影響(列を作っての乗車、ゴミのない車内及び駅構内、等)や、MRTジャカルタのASEANへの貢献等について多くの実例を用いて説明しました。

 講演会には、EAS参加各国の代表部大使、マイケル・テネASEAN事務次長(共同体・官房担当)を含む、計100名程度が参加しました。