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シンポジウム「ASEAN連結性プラスの実現に向けて:印ASEAN連結性」の開催


平成25年12月5日






     11月27日、タイ・バンコクにおいて、「ASEAN連結性プラスの実現に向けて:印ASEAN連結性」と題するシンポジウムがタイ外務省の主催により開催されました。このシンポジウムは、「ASEAN連結性に関する第6回東アジア首脳会議宣言」(2011年11月採択)において言及された「連結性プラス」構想の一つの重要な要素となり得る、インドとASEANとの間の連結性について域内の産官学関係者の関心及び理解を更に深めていくことを目的として開催されたもので、日ASEAN統合基金(JAIF)の支援を受けて開催されました。


     このシンポジウムには、ASEAN側からプラダップASEAN連結性調整委員会(ACCC)タイ代表をはじめとするACCC各国代表、ポーラメーティー・タイ国家経済社会開発庁副長官、チュラー・タイ運輸省局長、マス・ソウンマラ・ラオス公共事業省局長(同国の連結性ナショナル・コーディネーター)等が参加し、またミンASEAN事務総長が基調講演を行いました。インドからは、アニル・ワドワ在タイ大使、レヌ・パル外務省ASEAN多国間局長(印ASEAN連結性支援合同委員会のインド代表)等が参加しました。日本からは、石兼ASEAN大使、花岡JBICバンコク首席駐在員、佐藤ASEAN日本人商工会議所連合会(FJCCIA)会頭が参加しました。


     このシンポジウムでは、政府関係者や研究者から印ASEAN間の連結性の現状や将来の方向性について紹介がなされ、また、産業界代表者から連結性の更なる促進について期待が述べられました。また、ハードインフラ整備等のための資金動員について、ADBや輸出信用機関の参加を得て議論が行われました。


     今後も、地域の産官学が連携しながら印ASEAN間の連結性の強化に向けて取り組み、地域の繁栄に資することが期待されます。