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第23回ASEAN防災委員会(EAS参加国との防災協力に関するセッション)及び 第2回ASEAN防災緊急対応協定(AADMER)パートナーシップ会合の開催について


平成25年12月3日



1.

11月27日、第23回ASEAN防災委員会の機会に同委員会とEAS参加国との防災協力に関するセッションが、また、同28日、第2回ASEAN防災緊急対応協定(AADMER)パートナーシップ会合がベトナム・ダナンにて開催されました。

2.

EAS参加国との防災協力に関するセッションは、本年1月にタイで行われた第1回セッションに続く2回目の開催であり、非ASEAN加盟国のEAS参加国より日本、米国、NZ、オーストラリアが参加しました。防災はEASにおける優先的協力分野の一つとなっており、本件セッションを通じて各国の支援に関する情報共有を図りつつ、今後の協力の進め方について議論することを目的としています。今回のセッションの結果、今後の協力の方向性として、既存の地域的枠組みの下で実施されている活動との重複を避けつつ、ASEANの防災政策の基本であるAADMERとの整合性を考慮しながら引き続き検討していくこととなりました。

3.

第2回AADMERパートナーシップ会合には、ASEAN対話国から日、米、豪、NZ、カナダ、EUが、また、それ以外の協力機関として国連関連機関(UNOCHA,UNISDR)、国際赤十字(IFRC)、APG(AADMER Partnership Group。Child Fund,Help Age International, Mercy, OXFAM, Save the Children, World Vision, Planから成る)等が参加しました。冒頭、ASEANの防災への取組に関するビデオが放映され、日本によるこれまでの支援についても石兼公博ASEAN大使へのインタビューを含め大きく取り上げられました。会合では、AADMERワーク・プラン・フェーズ2(2013〜2015年)に基づいて2015年までに実施すべき具体的な21のプロジェクトが発表され、対話国・協力機関より関心表明や支援の申し入れがなされました。日本としても、AADMERワーク・プラン・フェーズ2の実施のために引き続き支援していきます。