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ASEAN連結性に関するASEAN連結性調整委員会とEAS参加国との非公式会合


平成25年11月25日



     11月13日、インドネシア・バリにおいて、ASEAN連結性に関するASEAN連結性調整委員会(ACCC)とEAS(東アジアサミット)参加国との非公式会合が初めて開催され、EASメンバー国として、日本からも石兼公博ASEAN大使他ASEAN代表部員が参加しました。ASEAN側からは、ACCC議長であるブルネイのトゥティアティ・ワハブ外務貿易省副次官代行ほか、各加盟国のACCCメンバー(各国常駐代表等)及びASEAN事務局員が出席し、また、他のEASメンバー国からもASEAN担当大使他が参加しました。


     今回の会合は、去る2011年の第6回EAS首脳会議で採択された「連結性に関するEAS宣言」の下での活動成果のフォローアップと同宣言の更なる具体的実施への考察を目的に開催され、(1)ASEAN連結性マスタープランの実施の進捗状況の確認、(2)本年7月に開催されたEAS規制ラウンドテーブル開催結果の報告、(3)ERIA(アセアン・東アジア経済研究センター)が実施中の「資金措置のモダリティとPPPの調査」の報告に続いて、(4)豪州からの「EAS連結性フォーラム」設置の提案について議論が行われました。参加者からは、連結性に関するACCCとEAS参加国間での協議・協力の今後のあり方・方向性に関して活発な議論が行われ、また、主に制度的連結性の課題の他、連結性に関連する新しい政策課題分野への対応のあり方なども念頭におきつつ、EASにおいても連結性の強化が有意義であることが認識されました。


     今後、ASEANが一層発展するに伴い域外周辺国との結びつきが強まっていくと見込まれる中で、より幅広い地域関係国からなるEASの枠組みでも域内連結性協力の検討・実施を深化させていくことは、ASEANにとっても、日本にとっても、一層有益性を増していくものであり、ASEAN及びEAS関係国と緊密な対話を継続し、EASでの連結性の強化に貢献していくことが期待されます。