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「ASEANにおける高齢化に係る国際貢献」に関する講演会の開催について


平成25年11月20日



1.

11日、ASEAN事務局において、ASEAN日本政府代表部、ASEAN事務局、JICAの共催により、「ASEANにおける高齢化に係る国際貢献」と題する講演会が開催され、当地外交団、インドネシア政府関係者、研究機関関係者、大学関係者・学生等、約70名が参加しました。本件事業は日ASEAN友好協力40周年記念事業の一環として実施されました。

2.

講演会では、堀江裕・厚生労働省大臣官房国際課課長より、「アジアにおける高齢化の現状及び『アクティブ・エイジング』に関する国際協力の今後の方向性について」と題する基調講演が行われ、インドネシアやタイをはじめとするASEAN諸国の高齢化が進行しつつある現状を背景に、我が国のタイに対する高齢化対策支援を例に挙げつつ、ASEAN諸国は日本の経験から学べる点が多いとし、また、今後単身高齢者の増加が予想される日本としても東南アジアのコミュニティによる助け合いの精神を学ぶ必要がある旨述べました。また、これに引き続き、チャンビット・タラテップ・タイ保健省事務次官補、ムマム・ヌリヤナ・インドネシア社会省専門家、ドウィニ・ハンダヤニ・インドネシア大学人口統計学研究所副所長よりそれぞれ講演が行われ、参加者との間で活発な質疑応答がなされました。

3.

なお、本年12月には日ASEAN社会保障ハイレベル会合が予定されています。ASEANにおいても高齢化が進行する中、この分野での日本の経験や知見がASEANにおける高齢化対策の一助となることが期待されます。


石兼ASEAN大使による冒頭挨拶

堀江厚生労働省大臣官房国際課課長による講演

集合写真