講演会では、堀江裕・厚生労働省大臣官房国際課課長より、「アジアにおける高齢化の現状及び『アクティブ・エイジング』に関する国際協力の今後の方向性について」と題する基調講演が行われ、インドネシアやタイをはじめとするASEAN諸国の高齢化が進行しつつある現状を背景に、我が国のタイに対する高齢化対策支援を例に挙げつつ、ASEAN諸国は日本の経験から学べる点が多いとし、また、今後単身高齢者の増加が予想される日本としても東南アジアのコミュニティによる助け合いの精神を学ぶ必要がある旨述べました。また、これに引き続き、チャンビット・タラテップ・タイ保健省事務次官補、ムマム・ヌリヤナ・インドネシア社会省専門家、ドウィニ・ハンダヤニ・インドネシア大学人口統計学研究所副所長よりそれぞれ講演が行われ、参加者との間で活発な質疑応答がなされました。 |