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ASEAN常駐代表委員会と対話パートナーとの非公式協議の開催平成25年11月18日 ![]() 11月14日、インドネシアのバリ島において、ASEAN常駐代表委員会(CPR)とASEANの対話パートナーとの間で大使級の非公式協議が開催され、日本からは石兼公博ASEAN大使が出席しました。 この会合では、2015年のASEAN共同体構築に向けた現時点での優先事項と課題について、政治安全保障、経済、社会文化の3つの分野ごとにASEAN事務局から説明が行われ、また今後のASEAN事務局の強化についても説明がありました。その後、参加者の間で活発な意見交換が行われました。 2015年以降のASEANのビジョンに関しては、ASEAN側より、人々を中心として、法の支配に基づき、信頼性があり効果的なASEANを目指すこと等が主要な要素であり、これらを踏まえたビジョンの提示を行うハイレベル・タスクフォースが結成され、2015年秋の第27回ASEAN首脳会議でビジョンの採択が行われる予定であるとの説明がありました。対話パートナーからは、これに対するコメントや、引き続き将来に向けて協力を行っていくことが確認されました。日本は、12月に予定される日ASEAN特別首脳会議において日ASEAN間の中長期的なビジョンを打ち出す予定であること、また既にASEANとの間では昨年の日ASEAN経済大臣会合において2022年に向けた「10年ロードマップ」を採択し、貿易投資の倍増に向けて取り組んでいること等を紹介しました。 これらの議論を通じて、ASEANと対話パートナーとは今後も引き続き協力を継続し、来年もCPRと対話パートナーとの非公式協議を開催することが確認されました。 なお会議終了後、一行は会場となった平和民主主義機構の施設を視察し、今回の会議開催を記念してASEAN各国の大使及び対話国大使による植樹式が行われました。 (参考)ASEANの対話パートナーは、日本、豪州、カナダ、中国、EU、インド、ニュージーランド、韓国、ロシア、米国の10メンバー。
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