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平成25年10月21日
1.
15日にフィリピンのボホール島で発生したマグニチュード7.1の地震を受け、18日、ASEAN防災人道支援調整センター(AHAセンター)は、日本政府の支援によりマレーシアのスバンに構築されたASEAN緊急災害ロジスティック・システムを利用して、ファミリー・テント250帳とASEANファミリー・キット250セットをフィリピンに輸送しました。これは、フィリピン政府からAHAセンターに対し寄せられた支援要請に基づき実施されたものです。
2.
ASEAN緊急災害ロジスティック・システムは、マレーシアのスバンにあるUNHRD(国連人道対応デポ)倉庫内に構築されたASEANを対象とした救援物資の備蓄・輸送システムで、ASEAN域内において中〜大規模の自然災害が発生した場合、被災国からの支援要請に応じてAHAセンターの主導により救援物資の調達・輸送が実施されることになっています。昨年12月の同システムの運用開始以来、既にミャンマー、フィリピン、インドネシア、ラオスに対し、計6回の救援物資の輸送が実施されており、震災発生後、被災国が緊急に必要とする支援物資を遅滞なく輸送することが可能となっています。日本政府は、日ASEAN統合基金(JAIF)を通じてこれら救援物資の購入・輸送を支援してきており、被災地に運ばれる物資にはJAIFのロゴ・マークが付されています。