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ASEAN緊急災害ロジスティック・システム開始及びAHAセンター開所1周年を記念する式典の開催について


平成24年12月5日



     12月7日(金)、マレーシア・スバンのマレーシア空軍基地内において、ASEAN緊急災害ロジスティック・システムの開始及びASEAN防災・人道支援調整センター(AHAセンター)開所1周年を記念する式典が、AHAセンター及びマレーシア政府の共催により実施されます。


     同式典には、マレーシア政府よりモハマド・ナズリ(Mohamad Nazri bin Abdul Aziz)マレーシア首相府大臣が、ASEAN側よりスリン・ピッツワン事務総長(予定)、チャチャイ・プロムラート(Chatchai Phromlert)ASEAN防災委員会議長、及びサイド・ファイサルAHAセンター所長が、また、我が方より石兼公博ASEAN日本政府代表部大使及び中村滋在マレーシア日本国大使が出席予定です。同式典ではASEAN及びAHAセンターの防災分野における活動ぶりやASEAN緊急災害ロジスティック・システムの紹介、同システムの下でどのように救援物資が展開されるのかのデモンストレーション、救援物資の展示などが予定されています。


     我が国は、ASEANの防災対応能力強化のために様々な支援を実施してきており、AHAセンターに対しては、ICT機材の導入・整備、同センター職員のキャパシティ・ビルディング支援等を通じ、同センターが本来の機能を果たすために必要な環境整備を行いました。ASEAN緊急災害ロジスティック・システムは、日ASEAN統合基金より12.5百万ドルを利用してマレーシア・スバンのUNHRD(国連人道対応デポ)内にASEANの救援物資備蓄・輸送システムを構築するもので、救援物資の調達・管理、被災国との調整、物資輸送の調整・現地での展開の面でAHAセンターが中心的な役割を果たすことになります。ASEAN緊急災害ロジスティック・システムの開始により、ASEANとしての災害準備・対応能力が更に強化されることが期待されます。