ニュース・プレスリリース



  ニュース・プレスリリース一覧

 

第28回ASEAN交通円滑化作業部会


平成26年10月14日


    第28回ASEAN交通円滑化作業部会が、9月30日-10月2日、インドネシア・メダンで開催され、ASEAN10カ国及び日本などの対話国・機関が参加しました。日本からは国土交通省とASEAN日本政府代表部が参加し、ASEAN側は、議長を務めるインドネシア運輸省のスギハルジョ大臣上級参与(物流・複合交通担当)を始め、各加盟国の代表団及びASEAN事務局が参加しました。


    会合では、以下を中心に活発な議論が行われました。
(1) AFAFGIT(越境物品輸送円滑化枠組合意:ASEAN Framework Agreement on the Facilitation of Goods in Transit)等のASEAN交通円滑化合意及び各議定書のうち未発効のものの締結・実施に向けた取組状況
(2) ASEAN戦略交通計画/ブルネイアクションプラン並びにASEAN連結性マスタープランに位置づけられた国交省が協力中のメコン地域のランドブリッジ予備調査の進展状況
(3) 国交省によるASEANグリーン物流協力事業、次回日ASEAN交通高級実務者会合及び同大臣会合(STOM-J、ATM-J)に向けた準備
(4) 日ASEAN統合基金(JAIF)を活用して行われるASEAN加盟国物流人材育成事業
(5) ASEAN交通円滑化合意の実施進展のためのARISE(ASEAN Regional Integration Supported by EU)による協力事業


    自由で効率的な物・サービスの移動に欠かせない役割を担う物流・越境輸送円滑化分野は、ASEAN連結性及び統合進展のための重要セクターの1つですが、域内でその発展、制度整備度合いに格差も見られる分野です。日本はこの分野でのASEANとの協力に引き続き取り組んで参ります。