| 5月22日、ブルネイのバンダル・スリ・ブガワンにおいて、ASEAN防災委員会とパートナーとのオープン会合が開催されました。日本からは、ASEAN日本政府代表部の伊藤恭子公使参事官を代表に、国際協力機構(JICA)関係者も出席しました。 |
| ASEANは、ASEAN災害管理緊急対応協定(AADMER)を履行するために2つの段階からなる作業プログラムを策定し、現在は第2段階(2013-2015年)となっています。今回の会合では、この作業プログラム第2段階においてASEANの対話パートナー国や国際機関、NGO等が具体的にどのようなプロジェクトでASEANと協力していくかについて活発な意見交換が行われました。 |
| 日本は第1段階においても、AHAセンターやCLMV諸国でのICT能力構築、緊急事態に備えたASEANの備蓄倉庫を含む災害緊急ロジスティックス・システム(DELSA)の構築、各国の防災センターから2名の人材をAHAセンターで半年間研修させるACEプログラムなどを含め、様々な支援をしてきました。第2段階においても、日本はこれらの支援を発展させる形で引き続きASEANと協力していく意向を表明しました。 |
| また今回の会合では、昨年フィリピンを襲った台風ハイアンへの対応から得た教訓や勧告についても議論され、日本がフィリピンに対して行った緊急人道支援やその後の復興・復旧支援で得た教訓についても共有されました。 |
| 昨年12月の日ASEAN特別首脳会議の際に発表された日ASEAN防災協力強化パッケージを踏まえ、日本はこれからもASEANと防災分野での協力を継続していきます。 |