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第27回ASEAN交通円滑化WGの開催


平成26年4月29日

   第27回ASEAN交通円滑化ワーキンググループ会合が、4月24日-25日、インドネシア・ロンボクで、日本その他の協力パートナーも参加して開催されました。日本からは国土交通省とASEAN日本政府代表部が参加し、ASEAN側からは、インドネシア運輸省のスギハルジョ大臣補佐官(物流・複合交通担当)が議長を務め、各加盟国の物流・交通円滑化担当の代表団及びASEAN事務局が参加しました。

   会合では、(1) JAIF(日ASEAN統合基金)により実施されるASEAN加盟国物流人材育成事業の詳細実施計画とスケジュール、(2) いずれも交通物流円滑化関連でブルネイアクションプラン(BAP:ASEAN戦略交通計画)やASEAN連結性マスタープラン(MPAC)に盛り込まれている主要事項であり、国交省が協力中のランドブリッジ調査や、MIEC(メコン・インド回廊)調査に関する今後の扱い、(3) 国交省他が協力中のASEANグリーン物流事業、RoRo船サービスを含むASEAN陸上・海上複合物流事業調査、その他のAJLP(日ASEAN物流パートナーシップ)に基づく各種協力事業と、次回日ASEAN交通高級実務者カンファレンス(STOM-Japan)に向けた準備等の説明、などを含む様々な議題について活発な議論が行われ、会合においては、一定の進捗の報告も見受けられました。

   域内の自由で効率的な物・サービスの移動の実現に欠かせない役割を担う物流・越境輸送円滑化分野は、ASEAN連結性及びASEAN統合進展のための重要・戦略的セクターの1つとされる一方で、加盟国間でその発展、制度整備度合いにまだ格差が見られる分野でもあります。このような観点から、日本はこの分野でのASEANとの協力の強化に引き続き取り組んでいく考えです。