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日ASEAN航空保安セミナーの開催



    日ASEAN航空保安セミナーの開催


    7月5〜6日、ジャカルタにおいて、ASEAN各国、ASEAN事務局の政府関係者及び日中韓の専門家からなる合計約80名が参加し、日ASEAN航空保安セミナーが開催されました。
    このセミナーは、2009年12月の米旅客機爆破未遂事件等が発生するなど航空保安の強化の必要性が高まる中で、「日ASEANテロ対策対話」の一環として、また、2010年3月に日本が主催した「航空保安に関するアジア太平洋地域大臣会合」のフォローアップとして、日ASEAN統合基金(JAIF)を活用して開催されたものです。


    セミナーは、日本国外務省の小島高明国際テロ対策担当大使及びアリフヤンティ・インドネシア運輸省の航空総局次長の冒頭挨拶により開始され、その後、空港・航空機を対象としたものを含めた国際的なテロの動向や、日本・中国・韓国の航空保安当局の取り組み、ASEAN各国の航空保安に向けた取り組み、さらに液体爆発物の機内への持込み強化策などの新たな脅威への対応について発表が行われました。またセミナー2日目の午後には、ジャカルタ・スカルノハッタ空港において空港保安の現場視察も行われました。


    セミナーでは、各発表に対して、参加したASEAN各国から活発な質疑応答も行われ、各国における航空保安の強化に向けた有意義な意見交換・情報共有が行われました。
    ASEANでは、ASEAN連結性強化策の一つとしてASEAN単一航空市場の整備を掲げており、そのためには航空保安の強化は不可欠の要素となりますが、日本は今後も訪日研修の実施や空港保安機材の整備のための無償資金協力などを通じてASEAN地域の航空保安強化に貢献することとしています。


セミナーの模様小島大使による冒頭挨拶
セミナー参加者スカルノハッタ空港視察の模様




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