「ASEAN創設50周年にあたっての日ASEAN関係強化:日本はASEANにとって重要な存在でいられるか」をテーマとした講演会

平成29年5月23日
5月16日、須永大使は、ジャカルタにおいて、ASEAN日本政府代表部とハビビセンター(インドネシアのシンクタンク)が共催した、「ASEAN創設50周年にあたっての日ASEAN関係強化」をテーマとした講演会にて講演を行い、聴衆との質疑応答セッションに参加しました。本講演会ではまた、ラヒマ・アブドゥラヒム同センター事務局長の司会のもと、須永大使の講演に続き、デウィ・フォルトゥナ・アンワール同センター民主主義人権研究所所長が講演を行い、その後の質疑応答セッションにも参加しました。会場にはASEAN外交団やASEAN研究者などおよそ50名が集まりました。
 
須永大使は、ASEANの発展及び経済の拡大に言及した上で、日本にとってASEANは重要な投資先であることを、日本からASEANへの直接投資の推移や日本企業のASEANへの進出動向を取り上げて説明しました。加えて、2015年に創設された3つの共同体(経済、社会・文化、政治・安全保障)の方針に沿った具体的取り組みとして、「質の高いインフラ投資」の推進をはじめとしたインフラ整備等を通じての連結性強化支援、ASEAN防災人道支援センター(AHAセンター)支援等を通じた防災協力、若者を対象とした日ASEAN間の人的交流プログラムJENESYS、工学分野におけるASEAN地域の持続的な社会・経済的発展に資する人材育成推進のためのプロジェクトAUN/SEED-Net、自衛隊やODAによる海洋安全保障協力等を紹介しました。
 
参加者は、講演及び質疑応答を通じ、日本とASEANの協力関係についてより深く理解する機会が得られました。
 
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